Akira Web Journal

回答シリーズ その２

【質問】

人間（経費）と仕事量の問題。増員が仕事を呼び込む様になったのか。仕事量が増えたので増員したのか、最少人数で最高の売上を上げるためには何をしたらよいか。

（埼玉県：H.Y.さん）

 

【回答】

最少人数で最高の売上をあげるためには、あなたの価値を高めれば良いんだと思います。

最少人数と最高の売上の数値を明確にする。

1人が1億円を売り上げること。

100,000,000人が1円を売り上げること。

売上げは数字のマジックなわけですから、価値創造すること、その価値を高めること、利益を得ること（利益≠貨幣）、に目を向けることが大切だと思います。

増員は仕事（実際には作業）を増やします。

指数関数的に作業量が増えていきます。

仕事量（作業量）が増えたからって、価値が生まれるわけじゃありません。

1人100億を売り上げる人が100人いる会社（チーム）を作るのか。

1人1000万円を売り上げる人が100,000人いる会社（チーム）を作るのか。

同じ売上1兆円でもずいぶん変わりますね、今すぐにやるべきことが。

 

最少人数で最高の売上をあげるためには、

「質量ともに過多的な教育と育成」

「あなた自身の価値向上」

「やらないことを決める」

「そのうえでやりたいことだけやる」

この4つだと思っています。

 

いずれにしても「システム」「～すべき」だけでチームを動かすと、遅かれ早かれ破綻してしまうと僕は考えています。

循環支援型学習。

八重洲南口、18階からの眺め。

とある銀行でのチームビルディング・プログラム、ワークショップ第2回目です。

 

「次世代を担う人々」として選抜されてきた人たち。

人事部や経営企画室が主導で進めているのではなくて、事業部で会社の行く末を真剣に考えているメンバーが自ら立ち上がり、企画し、推進しているこのプロジェクト。

人事部予算はゼロで、事業部予算をかきあつめてはじめたこのプロジェクト。

 

ワークショップは全4回。

今日は2回目。

写真の曇り空の様な進み具合です。

 

雲の上に太陽があることはまちがいない。

でも雲がないと雨が降らない。

循環を支援する、促進するということは「そのものが持っている力を邪魔しない」ということでもある。

 

教育も同じ。

成長していくプロセスは全体性の循環で成り立っている。

「国語」「算数」「理科」「社会」「英語」「体育」「技術家庭」「美術」「音楽」という科目は、全体が一部だし、一部が全体なので、「じゃあ今から国語を勉強しましょう」と線をひくことは僕は（あくまでも僕は）意味がないと思っています。

 

企業内研修も同じ。

「マナー研修」「プレゼン研修」「マネージメント研修」「コーチング研修」「リーダー研修」いろいろありますが、線を引いた時点で「仕事をする」という全体性が失われてしまう。

全体性を身体で感じないと、「一部が全体なんだ、全体が一部なんだ」というゲシュタルトが作られないと、学習は進まない。

 

僕は「さあ、勉強をしましょう」と言ってする勉強は勉強ではないと思う。

何かをした後に、「ああ、この場面からこれを学べた、おお、あの部分はその全体を作ってるんだな」と実感できることが「勉強」だと思う。

 

つながりを見つけるということを手伝う。

つながりを見つける、というのは循環していることに気づく、ということだ。

circulatory system learningであり、circulative facilitationである。

回答シリーズ その１

【質問】

チームには主体的でない人もいると思います。（アクティビティ一歩引いていた人みたいな）そういう人たち皆をまきこんで次のステージに行くにはどうすればいいですか？

（東京都：K.S.さん、A.O.さん）

 

【答え】

本人に直接声をかけて、確認しましょう。

 

「私はこれからチームとして次のステージに進みたいと思っている。あなたはどう？」って。

『巻き込む』っていうのは、『声をかけていく』ということだと思います。

主体的ではない人は、この世の中には存在しないと考えています。

 

「私は次のステージには進みたくない」と主体的に答えてくれる人もいるはず。

そんなときはその人と無理に前に進む必要はありません。

「チームの事情的に、どうしてもその人を進ませなければならない」という状況があるとします。

会社でもコミュニティでも。

その人は進みたくないので、あなたが何をしても進みません。

そのかわり、「どんなチームがいい？」って尋ねてみましょう。

すぐには答えが返ってこないかもしれません。

そんなときはほかのチームメンバー（上司・同僚・部下）に助けを求めましょう。

声をかける＝巻き込むわけです。

コツは、本人を目の前に助けを求めること。

本人が見えないところで他人を巻き込むと、「ちくられた」と受け取られます。

 

一歩引いてるその人に、あなたは何を期待していますか？

チームへの貢献？私への従属？

大阪ストラット。

大阪に来ています。

打ち合わせを簡単に終え、プロジェクトメンバーたちと夜の梅田に繰り出します。

阪神のこのビルは、何が素敵かってその曲面が素敵でした。

描くカーブが切り取る夜の藍と、人工的な光に照らされて浮かび上がるカーブ。

見とれてしまいました。

 

 

食事はガード下の串かつ屋さん。

地元のメンバーが紹介してくれただけあって、おいしかった。

ソース2度付け禁止、ってほんとに書いてあったです。

立ち飲み･立ち食いのお店なんですが、ついつい人間観察してしまいます。

 

無表情でひたすら揚げるおばさん。

その脇で一心不乱にお皿を洗っている、おそらく中国からの留学生であろう青年。

カウンターの周りで注文をとるおじさん（桂ざこば師匠に似ているので、僕は「師匠！」と呼んでいました）は、注文を受けた後もしくは料理を運んでくれたときに必ずどの人にも一声かける。

「へぇ、玉ねぎお待ち。玉ねぎの次はしいたけいってみよか？」

「ぉお、ビール。いっぱい飲んで真面目に酔っ払ってや。」

「あい、おつり60万円～。」

 

師匠に「1日何人くらいのお客さんが来店するんですか？」と尋ねたところ、「うーん、ちゃんと数えたことないからわからないけど、1日4000本くらいは串が出てくなあ」っておっしゃってました。

自由ということ。

家の近くのスターバックスで、朝の11時。

買い物を済ませて一息つこう、と僕はコーヒー、ムスメはぶどうジュース。

 

「自転車、楽しいね。」

「うん、たのしいね。ちょっとこわいけどね。」

 

「ぶどうジュース、おいしい？」

「うん、おとうさんも、こーひーおいしい？」

「おいしいよ。ちょっと飲んでみる？」

「うん。おいしいね。」

 

「・・・・・。」

「ねえ、おとうさん、おちんちんみせて。」

「！」

「おちんちんみせてよぅ～。」

「（ダメ、そんなこと大きい声で言っちゃだめ！）」

「え？おちんちんみせて！ぶらぶらしてるやーつー。」

「やめなさいっての！」←ビートきよし風に

「ほら、あーんってして！ふうちゃんみてあげる、おとうさんのおちんちん！」

「だから！それのどちんこだし！」←ビートきよし風に

「じゃあふうちゃんのもみてぇ。おちんちんみてぇ！」

「わかった、わかったから！はい、あーん！」

「おほー、ぶらぶらしてるう。すごいねえ。ぶらさがってるねえ、おとうさん！」

 

なんでのどちんこって言うんだろう？

口蓋垂って言うんですけどね。

 

隣の席のカップルは大爆笑だし、カウンターの中のスタッフの女性も大笑いしてるし、後ろの席のおばさんは「まあ！」って顔しているし。

 

俺も言ってみてえなあ。

子どもは自由だなあ。

俺も言いたいことを声を大にして言ってみようかな。

失うものが多いだろうけど、得るものがあるだろうなあ。

言っちゃおうかなあ。

でも不安だなあ。

 

今日はやめとこ。

クリスマスまで。

 

写真はウェスティンホテル東京のロビーです。

とても素敵なクリスマスツリー。

恵比寿のあの界隈は整えられすぎているけれど、全力で作った感じがするこのツリーは好きです。

 

僕はクリスチャンではないので、クリスマスそのものにはあまり興味がないけれど、世の中が少しうきうきするかんじとか、幼稚園でクリスマス会の準備が始まったりだとか（ムスメの通う幼稚園はプロテスタント系の幼稚園です）、25日の朝に冷蔵庫に入ったちょっと固くなったケーキを食べるかんじが好きです。

 

今年のクリスマスは、どうやら1人で過ごすことになるのかも。