レーシック手術を受けた。
視力矯正手術のことです。
仕組みはよくわからないけれど、角膜をレーザーでペロンとはがして、エキシマレーザーってのをビビビと照射して、ペロンとはがした角膜を元に戻すとあら不思議、あなたこれまで両目とも0.01だった視力が1.5まで戻りますよ、というアレである。
術前検査に3時間、手術そのものは10分で終わった。
今、僕は裸眼でモノを見ている。すごいなあと思う。
ただし。ただしである。
この手術は保険が利かない。そしてこの手術を受けた病院は「レーシック手術を世界で一番多く扱っている」ので、そのためだけに人が集まっている。(患者さんね)
そして僕たちはあまり「人扱い」をされない。もちろん無礼なことをされるわけじゃないし、非人道的な扱いをされるわけでもない。
応対は丁寧だし、看護師や検査師のマナーはばっちりだ。
でもブロイラーの鶏のごとく、慇懃無礼にかつ極めてオートマティックに検査や手術が進む。
それが少しショックだった。
もうひとつショックだったのは、エキシマレーザーを照射する間(片目10秒くらい)、看護師さんが「30%でえす!60%でええす!90%でえええええっす!!」と絶叫することであった。その傍らで医師が僕の耳元に「はいだいじょうぶはいじゅんちょうはいだいじょうぶはいこわくないはいだいじょうぶはいじゅんちょうはいこわくないはいだいじょうぶ・・・・」と念仏を唱え続けることであった。
朝、コンタクトレンズを入れる手間が省けた。
夜、ムスメに眼鏡をへし折られずに済んだ。
ウィンタースポーツ、マリンスポーツを気にせずにできる。
使わなくなった眼鏡が、本棚の上で寂しそうにしている。
チャレンジャーやなぁ~。
投稿情報: はまちん | 2006年12 月13日 (水) 18:55