僕の実家に帰る。
ムスメの1才の誕生祝をするためだ。
親の気持ちはやっぱり親になってみなければわからないわけで、それはつまり僕の両親の気持ちが最近やっと心から理解することができた。
僕がムスメを愛しているように、親父とお袋も僕を愛してくれているのだ。
昼過ぎ、実家に着くとすでに一升餅がつかれていた。
ん?餅は「突く」だよね?
餅突き。
閑話休題。
1才のお祝いの為の一升餅だが、よくよく調べてみれば長男が家にしっかりと居座るように(末代までの繁栄のため)と、「動けなくする為」に背負わせるのであった。
それでもいいんだ。
長尾家は、祝い事があるとお赤飯とお餅を作るのでさしあたって特殊なことじゃないから。
さりげない時間がとても愛おしい。
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