八重洲南口、18階からの眺め。
とある銀行でのチームビルディング・プログラム、ワークショップ第2回目です。
「次世代を担う人々」として選抜されてきた人たち。
人事部や経営企画室が主導で進めているのではなくて、事業部で会社の行く末を真剣に考えているメンバーが自ら立ち上がり、企画し、推進しているこのプロジェクト。
人事部予算はゼロで、事業部予算をかきあつめてはじめたこのプロジェクト。
ワークショップは全4回。
今日は2回目。
写真の曇り空の様な進み具合です。
雲の上に太陽があることはまちがいない。
でも雲がないと雨が降らない。
循環を支援する、促進するということは「そのものが持っている力を邪魔しない」ということでもある。
教育も同じ。
成長していくプロセスは全体性の循環で成り立っている。
「国語」「算数」「理科」「社会」「英語」「体育」「技術家庭」「美術」「音楽」という科目は、全体が一部だし、一部が全体なので、「じゃあ今から国語を勉強しましょう」と線をひくことは僕は(あくまでも僕は)意味がないと思っています。
企業内研修も同じ。
「マナー研修」「プレゼン研修」「マネージメント研修」「コーチング研修」「リーダー研修」いろいろありますが、線を引いた時点で「仕事をする」という全体性が失われてしまう。
全体性を身体で感じないと、「一部が全体なんだ、全体が一部なんだ」というゲシュタルトが作られないと、学習は進まない。
僕は「さあ、勉強をしましょう」と言ってする勉強は勉強ではないと思う。
何かをした後に、「ああ、この場面からこれを学べた、おお、あの部分はその全体を作ってるんだな」と実感できることが「勉強」だと思う。
つながりを見つけるということを手伝う。
つながりを見つける、というのは循環していることに気づく、ということだ。
circulatory system learningであり、circulative facilitationである。
ボクの中にすとんと落ちました。
うん、これから目指すのはこんな学びだな。
教科の枠を越えた。
また新しいテーマができてワクワクします。
きっとすごいことがおこりそう。
投稿情報: ごり | 2008年12 月 8日 (月) 22:28
「すべての学問は、行き着く先は同じで、求めていることも同じ。地球を探求するとして、日本を掘ろうが、アマゾンを掘ろうが、最後は核にたどり着く。気がつけば横の穴ともつながり始める。それがおもしろいんだ」
そんな言葉を大学時代に恩師の先生からいただきましたが、まさにそういうことなのかなと思いました。
「循環支援型学習」ねぇ・・・そんな言葉遣い一つで、またイメージが変わるのがおもしろい!!
いつも素敵な言葉をありがとうございます!!!
投稿情報: くみちょう | 2008年12 月 9日 (火) 00:28