ミーティング。
車でオフィスまで。
今の車にはこれまで手にすることがないと思っていたカーナビがついている。
吉田くん、ごめん。僕は堕落しました。
いや、堕落してはいないか。
とにかく、カーナビなのである。
便利で、頼ってしまう。今まで車を運転しながらイメージをしていた僕の頭の地図が消えていく。
が、それでもカーナビと戦う自分がいる。
僕の頭の地図と、ナビの案内とどれだけ違いがあるか。
朝の7時に渋谷に向かうのに、東名横浜町田インターから乗るか厚木インターから乗るか、どちらが早いかは僕の方が知っているのだ。
そして裏道。ナビにもない裏道を知っているのは僕だ。
そして山道。ナビに反映されていない道なき道を知っているのは僕だ。
が、しかし。
渋滞情報に関してはナビの勝ちであった。
VICSというシステムがあったのだ。
要は、オンタイムで渋滞状況を地図画面に反映させる機能。
「ポーン。このさき、5キロさきで、600メートルじゅうたい して います」
うるせい、そんなことオレにはわからないのだ。5キロ先なんて見えないのだ。
落ち着いた女性の声が、おれに指示を出す。
「ポーン。まもなく、とびます」と言ってくれないかな。
Just the type of insihgt we need to fire up the debate.
投稿情報: Marife | 2012年2 月12日 (日) 21:49