コンドミニアムの家族風呂は、非常に湯温が低い。
風呂、というよりもむしろ温水プール並み。
こればっかりは失敗したなあ。
冷たい朝風呂にムスメと浸かり、晴天の中を白浜海岸に向かう。
シーズンオフの白浜には、サーファーだけがちらほらいて砂浜は貸切状態。
僕が白浜が好きなのには理由があります。
それは「海の家」がないからです。
あの醜悪で、配慮のかけらもない、「海の家」。
「家」じゃないだろ、あんなの。
たいてい「海の家」があるビーチには、おぞましい音量で巨大なスピーカーからサザンを中心とした歌謡曲がかかっていることが多い。
そう、あのハイシーズンのスキー場の様に。
10代の頃は、それがいいと思っていたけれど、もうそんな年齢でもないのでああいう「こんなもんだろ、海って」
みたいな雰囲気が嫌なのです。
白い砂浜と、駐車場と、シャワーと、打ち寄せる並みの音があればそれだけで十分。
でも関東近県でそういうロケーションってあんまりないですよね?
そんなわけで、相棒とムスメと砂と波とたわむれる。
日差しは強くて、肌が灼けていくのがわかる。
帰路に、テディベアミュージアムによって「トトロ展」を見に行く。
ほぼ20年前の映画なんだなあ。
いい・わるいはおいておいて、単純にムスメも相棒も喜んでくれたので僕は嬉しい。
お土産を買って、家に帰る。