Adventure Retreatの2日間。
やりたかったワークショップ。
おそらく日本で始めてのワークショップ。
自分に近づく。
全国から13人の方が集まってくれた。
リードは僕と山田夏子。
矛盾を内包することはわかっているんですけど、自然な感じプログラムをやりたいんですよ。
と言っている時点で不自然なわけですが、そしてこの不自然だと思う気持ちを言葉に表すことが自分にとって自然なんですね。
そしてまた不自然に・・・という相反するこの感じ。
でも少なからずね、「さあ、プログラムを始めましょう。目的はこれこれ。達成目標はそれそれ。」
「はじめにアイスブレイクでえす。はぁい、ぶれいんじむ~。はぁい、きゃっち~。」
「なまえをおぼえましょうねえ。にっくねえむはあきらでえす。ありがとう~。」
こういうのもう嫌なんすよ、実は。
雑な感じがして。
人の尊厳を損なっているような気がして。
なにしろ不自然な感じがして。
だからそうじゃなくて、きちんと自分と向き合いたいんです僕は。
「役割」とか「正解」とか「リーダーシップ」とか「仕事」とか「成果」とか「成功」とか「社会」とかそういうの全部とりあえず横に置いといて、自分と向き合う時間。
アドベンチャーラーニングなどとのたまいながら、商売を進める自分への戒めとして。
でもやっぱり冒険の持つ力を借りたいんですよ。
「やったことがないことをやる」って、何かを前に進ませるきっかけになるし。
自然の中には、僕たちが見えているのに見ていないことがたくさんあるし。
口で言うだけで、何もしない人にはなりたくないわけです。
「楽しく働く世界をつくる」とか、「世界を平和にする」とか、そのために自分ができることをやりたいわけです。
その手段が僕にとってはこれ。
もうさ、「プログラム」とか「カリキュラム」とか「時程」とか「評価」とかって、捨てちゃいましょうよ。
その代わりにちゃんと自分と向き合おう。
ちゃんと自分の心の淵に立って、自分自身を見てみましょうよ。
どんなカオしてんだよオレ。
どんな目をしてんだよオマエ。
自分に向き合って、初めて見えることがある。
それなしに、何が教育だ。
何がファシリテーションだ。
何がコーチングだ。
何が人材育成だ。
何が組織開発だ。
驕るなかれ、自分。
そして、ありがとうございます。
僕はこの場面に立ち会いたくてこの仕事をしています。
「何が好きでこんな仕事してるんですか?」って時々聞かれますが。
僕はね、こういう表情をする、こういう仕草をする、こういう力を持つ場面に立ち会いたいんです。
良いね。アドベンチャーリトリート
ハイパー2のようね、何もしないけど、自分を見つめるのってステキだよね。
投稿情報: マサ | 2008年9 月29日 (月) 23:28