ムスメが幼稚園の「めばえ組」に通っている。
来年から年少組みに通うためのトレーニング的な意味合いを持つクラス。
時間は1時間。
相棒は妊娠9ヶ月目に入って、歩いて15分かかる幼稚園に送り迎えをするのが大変だろうと思うし、 何よりも僕自身がその幼稚園がどんな感じかを観察したくて一緒に向かう。
親子3人、手をつないでゆっくり歩きながら幼稚園に向かう。
穏やかな幸せ。
僕自身の仕事は(特に作業が)このところ劇的に増えている。
外的要因で増えたのではなくて、見ていたけど見えなかったものが見えるようになったからだ。
物理的に肉体の疲労感を感じているけれど、こうやって朝、穏やかな時間を過ごすことが肉体にこんなにも安らぎを与えてくれるものだ、 ということに気づく。
60分間の登園時間の間、相棒と2人で幼稚園の近くの御茶処(カフェ、ではない)で紅茶をいただく。
1時間、たかが1時間だけれど、誰もいない貸切の御茶処で相棒と2人で過ごす。
何か特別な議題を話すでもなく、ただそこにいる僕たち。
60分が経ってムスメを迎えに行く。
園庭で先生と遊んでいたムスメが、僕たちの姿を見つけて駆け寄ってくる。
「あのね、じてんしゃにのったの。でもね、おともだちがかして、っていうから、わたしかしてあげたの。」
「うさぎさんにね、にんじんをあげようとおもったんだけど、にんじんがうりきれだったんだって。だから、はっぱをあげたの。 もぐもぐもぐーって、うさぎさんたべてたよ。」
「わたしね、おともだちいっぱいつくるんだー。」
時間は10時30分。
穏やかな秋晴れの午前中。
家族3人で手をつないで家に帰る。
こんなことが僕の身に起こるなんて、誰が予測できただろう?
God only knows.
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