僕の出身地は静岡県の富士市です。
文字通り富士山の麓。
南に目を向けると、田子の浦(駿河湾の一部)が一望できます。
田子の浦は、万葉集におさめられた山部赤人の歌に詠まれています。
「田子の浦ゆ うち出でてみれば 真白にそ 富士の高嶺に 雪は降りける」
北に目を向けると、富士山がどどーんと聳え立っています。
対象は全校生徒と全職員。
時間は1時間と短いですが、「聞く・聴く・話す・伝える」というテーマをいっしょに考えてきました。
中学生だった時の僕は、今の僕を見てどう思うだろう?
13歳から15歳。
きっとね、「ナニイッテンダ、アイツ?」という目で斜め下から見ただろうな。
そんな中学生だった自分に話しかけるように、伝えてきました。
生徒といっしょに「聴く・伝える」を学校全体で進めている先生方の情熱から、たくさんのエネルギーをいただきました。
ワークショップ後に先生方と懇談した際、やっぱり盛り上がったのは「子どもたちの直接体験の少なさ」です。
「知っている」ことは多いけれど、「わかっている」ことはとても少ない。
情報は得ているけれど、知恵がついていない。
「まず、やってみる」という姿勢。
失敗を恐れずに、「まず、やってみる」という姿勢。
学校生活の中でこのことを「伝える」には、どうしたらいいんだろう?と頭を悩ませています。
この年代の子たち全員に心から聞いてもらうのは・・・難しいよね~(汗)
当時の私だったら「めんどくさ~」「寒い~」なんて言ってそう。
でも、今の私はちがうよ~聞いてみたかった!!
大人になってからわかる事、当時では「はいはい、うるさいな~」って聞き流していた言葉を、自然と感じる時が来るよね。
みのる先生の言っていたこととか今でも思い出すもん。
荒れていた私達の年代を担当してくれていた先生方や親、地域の人は当時どう思っていたのだろう・・・
思い悩んでも心から伝わる事が少なくてツラかっただろうな。
いつの時代も「今の子は・・・」と言われながら時は流れていたはず。
心だけは伝わる大人になって欲しいです。
投稿情報: わかな | 2008年11 月29日 (土) 00:30