ムスメ1号は夏の前半は僕の実家で過ごしていました。
おじいちゃん、おばあちゃんにそれはそれは可愛がってもらいました。
そんな1号がやったことはこれ。
僕はといえば、ずっと仕事で(夏は合宿モノが多いんです。)夏休みのお父さんらしいことはしてあげられなくて、メールや電話で
「きょうはおじいちゃんとおばあちゃんとかあちゃんとゆっこちゃんとながれるプールにいったの~。ぷかぷかながれてねー、かあちゃんがひももっててねー、すごーくたのしかったぁ。」
なんてのを聞くと、歯がゆくて仕方がなくて。
というわけで、長い夏休みを実家で終えた未だ夏休みのムスメ1号と、としまえんへ行く。
ずっと行きたかったわけで、割と計画してたりするんですけど、朝起きてあえて抑えた声で、
「さあ、ふうちゃん。今日は天気がいいね。お日様ばっちりだね。こんな日はプールに行くといいよね。どう?」
なんつって誘いました。
そしたら何と答えたと思います?
「やだ」
だって。
おとうさんは悲しい。
が、気を取り直して、「流れるプールとかねえ、かき氷とかねえ、遊園地とかねえ、いっぱうあるよ~。」と汚い誘い方で誘ってしまうわけです。
案の定、「いく~、いくいくいくいく~。」と。
10分で支度を整えて、車に飛び乗って20分後にはとしまえんです。
ちなみに今回は相棒とムスメ2号はおうちでお留守番。
2人で手を繋いで更衣室へ。
途端に顔が曇るムスメ。
そう、ムスメは男の人がたくさんいる場所で裸になることがいやでたまりません。
恥ずかしいのか、男の人しかいないのが怖いのか。
更衣室のロッカーの脇の死角になっているところに連れ込んで、裸にする僕です。
「変質者はこういうところでいたずらしちゃうんだな。こんな場所をすぐに見つけられる僕は変質者にすぐになれるな」と考えながら、ムスメをひんむいて水着に着替えさせます。
8月の終わりのプールは人がたくさん。
流れるプールで2周して、寒くなってひなたぼっこして。
空を見上げると飛行船、肩や鼻のあたまがじりじりと灼けます。
ラーメンを食べて、かき氷を食べて、おやつには好物のグミを食べて。
一通り泳いだところで、おうちに帰ることにします。
プールから車が停めてある東口ゲートまでは誘惑がいっぱい。
人生初のメリーゴーランドに乗りました。
シンデレラ・白雪姫・眠れる森の美女・ティンカーベルに夢中な彼女は、気分は500%お姫様です。
ぐるぐるまわる気持ち悪さもなんのその、お姫様気分で夏を楽しみます。
僕は3歳(じきに4歳になろうとしている)女の子とデートができて大満足。
遊びつかれて、まだ日が高いうちに家に帰ろうとする車の助手席にふと目をやると、ぐっすり眠るムスメ。
こういうの、幸せだな。
お父さんたちが休みの日に疲れた体に鞭打って、やれ海に行こう、山に行こう、ディズニーランドに行こうと呼びかけるのがわかりました。
そこに行くことが目的じゃない。
「やだ」とか言われても気にしない。
帰りの車の中で、こんな顔して眠る子どもの姿をみることが最上の幸せなんですな。
ムスメが僕の誘いに乗るのは、たぶんあと6シーズンほど。
あと6回の夏、この顔を何回見られるのかな。
:)
なんか、いいですね~。
こーいう時間をどうぞ大事に大事にしていってください。
ちなみに私は中学高校こそ部活で忙しくしていましたけど、
20歳以降はよく父とデートしてました♪
ワザと腕なんか組んで歩いていると
周囲の目線が疑惑の目になっているのを楽しんだりして。(笑)
父と2人で旅行もしたし(^-^*)
今は亡き父ですが、
きっと世界で一番スキです。
幸せで、でもちょっと切ないお父さんを励ましてあげたくて
思わずコメントしちゃいました(^-^;)ヾ
投稿情報: くまいずみ | 2009年9 月 3日 (木) 10:39