上海2日目。現地の日系企業を見学し、日本へと向かう船に乗船する。
目に入ってくるものがすべて漢字なので(当然といえば当然だけれど)、だんだん疲れてくる。おまけに街中にある日本語はほとんどが間違っているものだから、余計に疲れる。
「にの先、立さ止まソ。」この先、行き止まりということを伝えたいのだろうけど、にの先は、立ちとまソなのである。だれが、なんといおうと。
「うめたりヅユーヌ、あソまむ。」つめたいジュースがあるんだろうけれど、うめたりヅユーヌがあソまむんだろう。だれが、なんといおうと。
長江の支流に浮かぶ船に乗ったときには、ぐっと疲れてしまった。文字にやられたのだ。
美しい日本語に理由があるのだ。
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