丹沢湖でカヌーに乗る。
ありがたいことに、仕事で、だ。
1つの組織が8艇のカヌーに乗り込んで、湖を横断する。3キロほど(2時間)の冒険だけれど、自然の摂理は僕にいろいろなことをくれる。
向かい風が吹いた時には、じっとこらえて漕ぎ続ける。
行きたいところに進みたい時には、相棒と息を合わせる。
休みたい時には、休める場所を探して休む。
当たり前のことだけれど、改めて自然はそれを示してくれる。
理屈をどれだけ垂れたって、理論でどれだけ武装したって、風や水や木や太陽は僕たちを丸裸にしてしまうのです。
だって、外に出て水の上で風に吹かれるだけで、「普段話さないことを話せる」んだから。
思えば3年前、吉田くんとこの湖で風に吹かれていた時に、啓示を受けた。
「相棒とずっと一緒に生きていく」ということを決めたのは、カヌーの上だった。
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