渋谷駅、京王線からJRへのコンコースに岡本太郎のでっかい絵が飾られている。
ご存知の方も多いでしょう。
僕も個々を通る度に眺めてしまう。
銀座線に続く階段からは全体が見渡せる。
この絵をみて気づいたこと、考えたこと。
・岡本さんはこの絵を描くときにどうやって描いたんだろうか?
・部分から描いたのか、全体から描いたのか?
・スケッチがあったのか、その場のインスピレーションで描き進めたのか?
・完成まで何日かかったんだろう?
・何を感じながら、考えながら、想いながら描いていたんだろう?
・誰のことを、どこのことを、いつのことを考えていたんだろう?
・どのくらいの絵の具を使ったんだろう?
・途中で「めんどくせえな、やめようかな」ってやっぱり思ったのかな?
・「やめよっかな」と思ったときに、自分自身とどんな対話をしたのかな?
・できたときになんて思ったのかな?
・奥さんや家族はこの絵を描く岡本父さんを見て何を感じたんだろうか?
・「がんばって」描いたんだろうか、それとも「楽しんで」描いたんだろうか?
・絵の具代とか道具代とかって、全部でいくらくらいかかったんだろう?
・この写真の右下にいる警備員の人は、何を考えて、感じているんだろう?
・岡本さんにとってこれは「仕事」なんだろうか?
・最初からこのサイズで行こう、と決めていたのか、それとも結果としてこのサイズになったのかな?
ああ、直接岡本さんに聞いてみたい。
この絵のそばを通るたびに(写真で観る、ということではなく、実際に観る、ということをしたときに)、大きい絵を描ける人はかっこいいと思います。
それがどんな理由であれ。
大きければ大きいほどかっこいいと思う。
「岡本さん、1億円あげるから超でっかい絵を描いて」と頼まれたとしても、「なんか、気づいたらこんな大きくなってたんだよねー。」ということであったとしても。
物理的にも、精神的にも大きな絵を描けるひとはかっこいいと思っています。